14話 腐った思考はおさえましょう
「ーありがとうなぁ・・・」
よよよ、と成実がに抱きつく
ここは成実の部屋らしい
右目の追いかけてくる気配が止んだのでとりあえずここに移動したんだ
成実は元に戻った自分の身体をじっくり見つめ凄い喜んだ
「うん、よかった、ちゃんと戻った・・・」
ほっと安心をしている
あの神の言う事じゃ当てにならないもんな・・・;
でも、とりあえず成実が戻ったおかげで俺も助かったし
も助かった
本当二人に感謝だ・・・
「有難うな二人とも」
凄い助かった、と
己の不甲斐無さに若干落ち込みつつ礼を言うと
二人はきょとんと俺を見返してきた
「何言ってるんだ、あれはこっちの責任だからよ・・・本当悪かった」
「俺こそ、お前巻き込んじゃってるし・・・痛かったよな縄・・・」
二人してシュンと落ち込む
ちょ、まったまった;;
落ち込んでるのは俺のほうのはずなのに・・・;
そんな落ち込まないでくれよ、と
二人の頭を背伸びして撫でた
俺だけ小さい分撫で難いがそうすると二人が顔をあげる
「でも慶次・・・」
だから泣きそうな顔をしないでくれって;;
ごめんな、とぺこぺこ頭を下げてくるをなだめる
でも・・・さっきよりは全然元気になってるからよかった
牢につれてかれるときは無表情で・・・別人みたいだったからな・・・
「って、ギャ!!」
ぐすっとしていたが動きをとめ俺を見ていたと思ったら
ぺらっと俺の服をめくってきた
「ちょ、ちょ、何してるの;」
「いや・・・縄の後ってか、他に傷がないかどうか調べようと思って・・・」
小さいし脱がしにくいなこれ・・・と
ぶつぶつ文句を言いながら脱がしにかかる
まったまった・・・!!;;
「平気平気っ!!;大丈夫だから脱がさないで!;;」
「駄目ッ怪我してたら大変だぞ」
真顔のにぐっと言葉が詰まる
平気なのにぃ・・・;
てか、成実が俺らのやりとりを楽しそうに眺めてるのが気になる
にやにやと・・・
「風来坊・・・いや慶次、楽しそうだなぁv」
「楽しくないって;;助けてよ」
「い〜や〜v」
そんなこんなで俺は身包みはがされました・・・
上半身だけね;当たり前だけど
下は無事だよ・・・うん
ついでに俺の身体をじろじろ見てる約二名
「なんだよ・・・」
「慶次意外と着やせするんだね・・・」
「・・・鎧がゴテゴテすぎるんだよな」
うるさいなぁ・・・っ!
ごっつくてもいいじゃないかっ、男だもの!
独眼竜とかが細すぎるんだよ
むすっと俺がそういうと
「慶次って脱ぐと凄いんだね・・・」
「狽ヤっはっ!!;」
爆弾発言
ちょ、何ソレ・・・どういうこと?;
普段が駄目ってこと?;
どういう意味?;
冷汗を流しながら唖然としていると
「あぁ・・・白い肌にくっきり・・・;」
「買b!!?;」
ビクッとする
ツツー・・・と俺の肌に指を這わす
ちょ・・・ちょ・・・;;
「・・・なんかえっちぃから止めとけ・・・」
「え?;俺ただ傷を見てるだけなんだけど;」
「えろいよ、心なしか・・・んで風来坊が固まってるよ」
見てるほうはおもしろいんだけどね〜と成実が言う
ちょ、面白いとかいうな;;
こっちはなんかそれどころじゃない;;
ぞわっとした、ぞわっと・・・;;
「・・・・・・・・・、ま、それはおいといて成実、なんかタオルってか、手ぬぐいとかで冷やして当てといたほうがいいのかな?;」
「いいけどさ、何?今の間」
成実が手ぬぐいを取りつつに言う
俺は自分の腕を見て溜め息をつく
・・・鳥肌が凄いたってるしな・・・
あぁぁぁ、姉貴の影響がでたぁぁぁ;
慶次の怪我見るだけだったのにっ
ごめんー;;
だって、慶次ごっつく見えるのに脱ぐと案外身体ひきしまってて
腕は確かに筋肉で太いけど背中の剣の関係だろうし
・・・思ったより細いんだよね・・・
しかも触った時にビクッとしたし、意外と感度がいい・・・
顔も真っ赤だしー・・・
ッ!;いやいやいや、何考えてるの俺!?;
腐女子の本の影響ってこわいっ;
成実の視線が痛いぜ・・・
「け、慶次平気?;」
「あ、あぁ・・・;;」
うぅぅ・・・腐の思考は抑える!;俺は男だー;;
今度はちゃんと慶次の腹の辺りにぬらした手ぬぐいを当ててやる
慶次がほっとしたのか目を細めた
それにしても俺現金だな・・・
さんざんな目にあったけど、でも・・・信じてくれるって言ってくれた人がいたから・・・
嬉しかったから元気だそうって・・・ポジティブにいかないと
ただでさえ立ち直りが俺は遅いって昔よくにぶつくさ言われてたんだ
落ち込んじゃいられないよな
「」
「ん?」
俺が一人思考をめぐらせていたら成実が真剣な表情で俺を見つめてきて
そして畳に手をつき頭を下げてきた
「あんな失礼な事をして、こんなこと頼むのもなんだが・・・梵を、殿を元にもどしてやってくれないか?」
言い辛そうにぼそぼそと言う成実
本当はあんな奴じゃないんだ
ただ、人とは違うっていう姿に劣等感ってか昔の事をあいつに思い出させて
言い訳にしかならないかもだけど・・・
「戻してやってほしいんだ・・・頼む、・・・」
辛そうに顔を歪め頭を下げてくる成実に慌てて頭を上げさせる
成実は独眼竜さんのことが本当大好きなんだな
だって、ただの殿様ってだけじゃこんな辛そうな顔しないと思う
「大丈夫だよ、例え信じてもらえなくても、俺は戻すつもりでここに来たんだから・・・」
「・・・すまん」
でも、俺はちゃんと信じてるから・・・
ボソボソという成実にありがとうと笑顔を返し
疲れたのかうとうとしてる慶次を撫でつつ
「さて、どうしよう・・・」
どうやってあの竜を攻略するか・・・
難しい課題に悩みながらも
とりあえず休めと、成実に言われ
悪いと思いつつもその場にごろんと寝転んだ
・・・だってちょっと疲れたんだもん・・・
眠りに入る直前の俺にはその二つの視線に気づくことはできなかった
「政宗様・・・」
「・・・・・・」
NEXT
舞台裏(*反転)
佐:なんか変な要素まじらなかった?今回
慶:・・・
兄:管理人の趣味がついつい入っちまったんだろう・・・
親:書いたような気がするが主人公は攻め思考な受けらしい
幸:まぁ男は誰でも上が志望でござるな・・・(大抵)
成:でもちょっと黒も入ってたぞ?
慶:指の動きがぞわっとな・・・(遠い目)
佐:Rは入れないつもりらしいけど・・・入るかもねぇその内(裏辺りに)
兄:隠しにもうすでに出てるしな(ちなみに隠しよりこっちの文のほうが先に書いていたという)
政:ってか!俺最後しか出てないんだが!!;成実夢かこら!!
成:次でるじゃん;怒るなよ梵・・・;
兄:うん、管理人思考中だからさ、我慢してやってくれや独眼竜
親:山場って難しいよなぁ
幸:政宗殿子供みたいでござる・・・(ボソ)
政:・・・・・・
慶:幸なんか黒くないか?;;
兄:ここ(夢)じゃいつもの事だろう
幸:ソレガシクロクナイデゴザルw(きゃは)
親:なんかこえーよ
成:ま、黒い子はおいといて恒例になってきている次回予告『邪魔なプライドは捨てちまえっ!』あ、まとも
佐:ネタがなくなってきただけでしょ(サラ)
慶:武田は皆黒いんだな・・・;
兄:俺は入れないでくれ、予定は未定な
政:HEY・・・またみてやってくれ・・・;
親:落ち込むなって;;
2008 4/19