11話 人生らっくありゃくもあるさ〜
「・・・・・・・」
「・・・・・・・」
ドサッと落ちた所は畳があり、布団があり綺麗な襖有りの
比較的お綺麗な部屋の中
さきほどの森の中とは大違いです
慶次はちゃんと手の中におさまっているので踏んでません
でもお尻に何か感じるのです・・・
そうふわふわな物が・・・
ふわふわなのに、ぐにゅっといいましたよ、お兄さん
「・・・慶次俺下を見るのが凄く怖い・・・;」
ふわっとしてむにゅっとして
思いっきり踏んじゃいました
俺が落ちたのは布団の上で、多分お尻の下の主は寝ていたわけで・・・
これ殺人ですか?犯罪ですか?;
「・・・この部屋はその・・・;」
慶次が目線を反らしながら言いにくそうに俺に言う
・・・この部屋は・・・?;
「奥州筆頭独眼竜伊達藤次郎政宗の部屋だ・・・」
・・・・・・うわ・・・長い名前
てことは俺のお尻の下の主は・・・
そこでやっと俺はその場から退く
そこには青いもふもふが目を回していた
「・・・・・・」
「・・・・・・」
ライフガードっ!!
1.突いてみる
2.証拠隠滅のためお布団の中に埋めとく
3.潔く謝る
4.逃走をはかる
・・・・・・
「よし慶次4でいこう!;」
「おう!!;」
ごめんなさい、ごめんなさいっ!;心の中で謝っておきますっ;
人間犯罪をおかしたら逃げたくなるってのは本当なんだ・・・
自然と顔がひきっつってそわそわし始めて・・・
その場からいなくなりたくなるという
そういえば昔と近所の意地悪なおばちゃんを困らせるために
ピンポンダッシュした時は思いっきりその場から走ったなぁ
まぁダッシュが付くくらいだから走らなきゃ意味がないけど・・・
捕まったら拳骨と長い長いお説教が待ってたから
あ、でも本物の犯罪はしたら駄目だ
でも、ピンポンは可愛い方だよね・・・?
「Hey・・・どこにいくんだ・・・」
「いや、ちょいとばかし犯罪を犯してしまったので逃亡をしに・・・」
「ほー・・・そうかい」
・・・オー・・・キングオブいんぐりっしゅ・・・
戦国時代にいんぐりっしゅ・・・?
地を這うような低い声
てか誰・・・!?
耳元で色っぽい声出さないで下さい
腰が砕けます・・・いや、大げさかもだけど・・・
「慶次?慶次か?;今の声」
「・・・・・・」
慶次は俺の目の前で引きつった笑顔で固まっていた
・・・慶次はここにいる・・・
夢吉も部屋の隅っこでつぶらな瞳でこちらを見ている
「よ、よう・・・独眼竜・・・」
慶次が気をきかせて話しかけてくれた
さっき伸びていた青いまりも
頭のあたりに黄色のバナナ・・・ゲフン
三日月みたいなのがくっついている
そして目のとこには黒い眼帯・・・らしきもの
「・・・前田の風来坊」
どことなく機嫌最悪そうだ
そりゃそうだよな・・・部屋にいていきなり見ず知らずの人間に踏まれれば;;
目が慶次のときとは違ってツリ目
可愛いけど・・・っ可愛いけど;
慶次と見合う青いまりも・・・多分独眼竜さん
「お前もやっぱりその姿にされてたんだな・・・;」
慶次がおずおずと独眼竜さん言う
独眼竜さんはソレを聞いて慶次に跳びついた
「お前はどうしてこの姿にならなかったっ!!Answer my question!!」
「ぐぇっ;ちょ、ま・・・」
そのまま慶次の首を彼の髪でしめる・・・
煤E・・絞まってる!!本当に絞まってるから!!;
慶次の顔は真っ青
あおちゃん・・・ゴホッ独眼竜さんは力の限り締めているし
自分の髪で死んだなんて洒落にならないよ慶次!;;
俺は慌てて二人を引き接がした
ゴホゴホと咳を繰り返す慶次の背中を指で撫でつつ独眼竜さんと向き合う
「えと、あの潰してごめんなさい・・・」
「あ゛?」
うぅ・・・;怖いよ・・・・;
目がギロッとしてて、でも姿はまりもで可愛いんだけど
声だけが明らかに怒っていて・・・
こう、オーラっていうかなんていうか
まりもなのに威厳があるっていうか・・・
「けほっ・・・独眼竜、俺もその姿だったんだよ」
何とか回復した慶次が自分に起こった事を独眼竜さんに話す
まりちゃんに会ったこともすべて・・・
ただ、俺とのこと、そして俺がどこから来たのかとかは伏せといてくれていた
ありがとう、と慶次を見ると
それに気づいてくれたのかにこりと笑い返してくれた
「・・・・・・・・・」
・・・・・・・・・・・・・・・
暫くは沈黙が続いた
独眼竜さんは・・・煙管かな・・・?
それを吸いながら窓の外を見ている
そんな状態で俺らの痺れが切れてくる頃・・・
「なるほどな・・・」
ぼそっと独眼竜さんはそう呟いた
信じてくれたのかなと、ほっと胸を下ろすと
ピタ
「・・・・・・・ッ」
「動くな」
「な・・・」
首筋にひんやりとした冷たい物が当たる
後ろからはドスの聞いた低い男の声
背中から突きつけられる刃と一般人の俺でもわかるほどの殺気に全身が動かなくなる
部屋に入ってきたのが判らなかったから気配を消しては入ってきたのだろう
慶次が驚いて目を見開いている
第三者の加入に唯一驚かなかった人物の俺を見つめる片方の目が細められる
「信じると思うか・・・んな話」
冷ややかな声が部屋に響く
言葉が出ない
「独眼竜・・・っ」
「俺は何でお前がこんな奴信じているかがわからねぇな、風来坊」
・・・・・・
NEXT
舞台裏(*小説のイメージがさらに崩れるので反転)
慶:(じ・・・)
幸:・・・
親:・・・
政:・・・何これ、すっげー居た堪れないんだけど
佐:あはははははは♪
兄:まぁ、ここで政宗に対して言ってもどうしょもないからねー
親:でもなぁ・・・
幸:うむむ・・・
慶:(じ・・・)
佐:はははははv
政:猿飛!笑うな!!;そして慶次そんな目で俺を見るんじゃねぇ!!;
慶:だってよぉ・・・
兄:ぞくに言う小説の一部の山場だ、ギャグの中にもたまにはシリアス入れねぇと、マンネリ化は防ぎたいしな
親:あぁ、ここの小説はギャグなんだかシリアスなんだかわからないのが多いからなぁ
幸:シリアスでも所詮政宗殿の姿はまりも・・・(ぷ)
政:言うなぁぁぁぁぁぁぁぁ!!;;
慶:確かに文だけ見ればシリアスだが姿見ながらだと笑いが・・・
兄:本編で笑っちゃ駄目だよ、男優になりきれ慶次!!
慶:わかったわかった;
佐:でも管理人結構ビビリだからかなりドキドキしているらしいよ
幸:ちきんでござるからな
政:小心者だしな
兄:管理人に67%のダメージ
慶:何その微妙な数字・・・あ、感想、又は誤字・脱字あったらこっそり教えてやってくれ
親:前、独眼竜の英語間違ってたよな
政:あぁ、後で気がついて即直しに掛かったらしいけどな、まだ怪しいとこがありそうだ
佐:日本語もままならないからねぇ
幸:殿こんなでござるがまた来てやってほしいでござるっ
親:次回予告『救いのヒーロー意外と大穴主人公キラー登場!!』なんじゃこりゃ・・・
政:A?・・・!?おいそいつは・・・(もごっ)
兄:予定は未定!!ではでは
慶・佐・幸:またな!(ね!(ござる!)
2008 3/31