20話:腐ってますがなにか?
どうしよう・・・
俺は普段体験しない事を体験している・・・
いや、この世界に来てもう数え切れないほどそんな体験はしているのだが・・・
神様と名乗るまりもに会ったり
んで、BASARAの世界に飛ばされたと・・・
お猿に乗ったまりも慶次に会うし
そこからてっ辺ハゲの集団に追いかけるし襲われるし
腕捻り上げられるし牢屋に入れられるし
手裏剣に当たるし・・・
でも・・・きっとそれ以上だなぁ・・・これ
「すまなかった・・・・・・」
「いや、その、別に・・・それはいいんですけど・・・;;」
「俺のせいでこんなでけぇ傷つけちまって・・・」
「いや、うんでももう大丈夫だから・・・」
「責任は俺がとってやる・・・っ」
「責任ってちょっと・・・;」
「俺の嫁にこい」
「・・・へぁ・・・?」
・・・おれ告白されちゃったよ・・・男に
よめ・・・?
よねじゃなく、米じゃなく
・・・嫁・・・・?
なんで、嫁・・・?;;;
成が入ってきた後、伊達さんと小十郎さんが入ってきて
んでもって伊達さんはそのまま俺を抱きこんで離さない、離してくれない・・・;
背中にちゃんと配慮してくれてるためか抱っこされる形となってる
これ思ったより恥ずかしいんだぞ・・・
俺だって見えなくともいい年なんだし;;
「伊達さん俺男」
「NO!政宗、だ」
ジタバタと暴れながら訴えると、呼び方に訂正を入れられ
更に抱きしめる力をこめられた
ぎゅぅぅぅぅうっと・・・・
痛い痛い痛い、痛いからっ!!;;
背中も痛いけど全体がみしみししてるからっ
あんた腕力アンド握力どれくらいの力あんだよ;;
自分で言ってて悲しくなるがひ弱な俺にはきついんだ!!;;
抱き込んでる伊達さんの腕の力に圧倒されつつ
うぅぅ、と唸っていると
「っ独眼竜っは怪我してるんだっ離せよ」
おぉ・・・慶次すげー力・・・
小さいながらもその力は強く、バッと慶次に伊達さんから引き剥がされた
まだジンジンじくじくしますが助かりましたよ
主に背中がね・・・
俺が背中の痛みと格闘しているあいだに伊達さん・・・
・・・もう政宗でいいやめんどくさい
政宗と慶次がなにやらいがみあっている
「・・・邪魔すんなよ・・・チビ」
「事実をいってるだけだろ・・・?」
「・・・・・・;;;」
なんか背景ベタフラなんですが・・・
あれ?もしかして仲悪いの?この二人・・・;
「あのさ・・・」
「Ha!!あんた自分はさんざん前田夫妻に迷惑かけてんのに、こいつにゃずいぶん過保護だなぁ」
「まつ姉ちゃんたちは関係ないよ、てかチビって大体普段はあんたの方が小さいだろう?」
無視かよ!!;;
てか目が怖いよ二人ともっ!!!
「・・・てめぇ・・・表でな・・・」
「・・・こりゃあ売られた喧嘩はかわなきゃ・・・ぶっ!?;」
デットヒートしている中俺は慶次を手ですくいあげた
だってどう考えても体格差がさぁ・・・
政宗はちょぉぉぉぉぉおっと大人気ないって;
慶次も考えて行動しないとよぉ・・・
慶次を手の中に閉じ込めると
驚きと怒りの感情が雑じったような表情をする政宗
「・・・HEY・・・、何で邪魔をする」
「そっ、そうだぞっ!!離せって;;」
慶次もじたばたと中で暴れる
くすぐってぇから止めろ馬鹿たれ!!;;
「一つ、政宗と慶次の体格さ。二つ、俺はけが人。三つ、何より俺喧嘩はあんまり好きじゃない、だから止めろってんだ」
喧嘩痛そうだしね
俺ひっきーな民族だから喧嘩なんざ殆どやった事がないのさ、ははん
・・・いや威張れる事じゃないけどね・・・
男なら喧嘩とか通ってそうな道だけど事実口喧嘩もまともにしたことないのさ・・・
記憶にねぇし・・・
1回と大喧嘩したけど、最終的には俺が謝った・・・
べ、別に寂しくなったわけじゃないんだからねっ;;
・・・と、アホな事を考えてるうちに二人の反撃が来た
「恋と喧嘩は押しの一手よ!!」
「俺とこいつの問題だ、怪我人は寝てゆっくり治しな」
「・・・・・・」
密かに政宗が心配してくれてるのはわかるんだけど
喧嘩されてちゃおちおち寝てられないって・・・;
助けて・・・
てか、なんで喧嘩してんの・・・?
俺なんか悪いことしたっけ
慶次を握る手に力を籠めながら考える
・・・・・・・・・
・・・・・・あれ?
「・・・くるしー・・・;;;」
・・・なんか重要な事忘れてる気がする・・・
てか俺物忘れ激しい気がするな、若年性アルツハイマーかな;;
「、・・・・・・ちょ、まじ・・・」
んー・・・・・・
「・・・・・・Hey、」
「ちょい待ちっ今ちょっと考え事をしてだなぁ・・・って何?」
「前田がグロッキーになる前に離してやれや・・・」
圧死はよろしくねぇ、と若干引きつった顔の独眼竜様
自分の握っている手をよくよく見ると慶次が青白い顔でぐったりとしてる
・・・・・・
「・・・・・・・そーりー・・・・・・・」
どこか薄っぺらい言葉で謝る
息はしてるから死んでない、うん
いや言葉に気持ちは篭ってるよ一応・・・
非力な俺が危うく戦国武将様を圧死させてしまうところであった
・・・俺すげー・・・←
「・・・〜・・・きぃつけてくれよぉ・・・;」
「悪い悪い・・・」
ぐすんと拗ねた慶次を撫でながらまったくわるびれていない言葉で返す
なにはともあれ喧嘩はとまったしな・・・
終わりよければすべてよし
「A〜・・・しらけちまった・・・」
はぁ〜と溜め息をつきながら部屋を歩き回るお殿様こと独眼竜こと政宗
いいじゃないか、しらけたって何したって
おやゆび慶次相手じゃ確実にアナタが勝ってましたよ伊達サン
だいたいなんで喧嘩をするんだよ・・・;
俺も俺で背中の傷がズキズキするためその場に座りこむ
刺し傷ってすげー痛いのな・・・;
ついでに言うと慶次はまだ手の中だ
「はやらねぇぞ・・・?」
「・・・An?そりゃ譲れねぇなぁ・・・」
バチバチと見つめあう二人
・・・あぁ、そっか俺嫁問題の事忘れてたのか・・・
物好きだなぁ政宗
なんでそんなことで喧嘩しちゃうか・・・
・・・これってなんて言うのかな・・・
青春・・・?
あぁ・・・それにしても二人とも小さい(まりもの)時は可愛かったのに・・・
いい男になっちゃって・・・こんちくしょう
慶次の身長とたくましい身体、んで凄く整った政宗の顔・・・イケ面っていいなぁ
「だいたいてめぇはいつもちょろちょろうろつきやがって・・・」
「そんな短気にぴりぴり怒ってたら血管切れるぜ独眼竜」
「るせぇっ、そこいらの女とでも遊んでろっ」
「女の子は大事にしなきゃいけないよ」
『だいたいあなたはいつもいつもどっかいっちゃって・・・』
『そんなに怒っちゃせっかくの可愛い顔が台無しだよ』
『他の女の子といちゃいちゃしてっ私なんかどうでもいいんでしょっ』
『女の子は大事にしなきゃいけないけど俺はお前が一番だよっ』
・・・・・・・
・・・・・・・・・・・あ
ポン
「痴話喧嘩か」
「「なんでだ!!!!!!;;」」
何かが頭の中で変換され、納得した上で口に出したのに即座に否定された
・・・・・・・ちぇ
NEXT
恒例舞台裏
佐:・・・4ヶ月だよ4ヶ月・・・
兄:ワンコの方かいてたからな・・・;;
親:にしても今回長かったなぁ・・・
兄:ね、ネタ詰まりしてたんだい・・・;;
慶:でも元親は別ので出てるからいいよなぁ、てか微妙に腐要素いれんなよ〜;;
政:俺とならともかくなんで慶次と・・・
佐:だってここ腐女子がやってるサイトだもん
兄:主人公にはもちろん入れるけど、こういう入り混じりのも入っててもおかしくないだろ〜?
政・慶:おかしいわ!!!;;
親:それにはいちおうそういう要素を知ってるオタクっ子設定だしな
幸:ちなみに若干性格が違ってるのは『わんこ』設定の主人公とちょっとかぶってるそうでござる
佐:まぁ一応『わんこ』とこのシリーズは主人公設定が違うことになってるけどそれはお姉さま方の勝手だからねぇ・・・
兄:とりあえず更新どっちも頑張るように・・・したいと管理人談
親:、の方もみてやってくれな!!
慶:宣伝しない宣伝しない
兄:えと、次回は『いかなくていい場所?』あ、普通だ
政:ただ単にまだ考えてないだけじゃないのか・・・?
幸:そういうことを言ってはいけないでござる政宗殿:
佐:えと見てくれてありがとーっちゃん
幸:またよろしくお願いするでござるーっ
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